今日は久しぶりに幼馴染の弟と再会した。
僕の両親が家業で忙しい代わりに、小さい頃はその幼馴染のお母さんが兄弟と僕をよくいろんな所へ遊びに連れて行ってくれた。
自然が好きになったのも、彼らと森や川へよく行って遊んだからだと思ってる。
で、幼馴染の弟、Y君とする。
彼は今メキシコで働いている。
スペイン語と英語が話せる。向こうに行ってもう2,3年になるのかな。
前回会ったのが去年、彼の兄の結婚式辺りで、それから今日までずっと、1年以上日本に帰国していなかったらしい。
仕事はかなりの激務のようだ。
曰く、まずメキシコは週休2日だけれど、圧倒的に祝日が少ないらしい。
3連休などレア。
代わりに年に1回、1週間連続休暇を取らなければいけないと。
今回は仕事が立て込んでいたけれど無理やりそれを使って帰国したといっていた彼は一年前と比べてかなり仕事に疲れているようだった。
まぁ日本も日本でそういうところよくあるかもなーと思ってた。
あと、メキシコ人は自由な性格で夜中だろうとお構い無しに仕事の電話とか来るらしい。
まぁそれも日本でもたまにブラック企業で見かけるよな、と思って。
日本のブラックもなかなかやばいよと思っていたのだけれど。
ただ、彼はやりがいのある仕事と言っていたが、どうやらしんどいのはメキシコでの暮らしらしい。
以下会話の一部始終。
「おいしい食べ物は?」
「んー。。。。(2分ほど考えて)
..........アボガド」
「料理じゃなくて素材なの?笑」
「フルーツとかはおいしいかも」
「でも、タコスとか有名だよね」
「確かに。でも、もう最初の一年で一生分食べたので笑。
とにかく食がひどいですよ。おいしいものがない。」
僕には無理だなー。さらに、
「この写真みてください。トラック事故の写真なんですけど、」
「おお、どういう状況?」
「カーブを曲がりきれずに事故ったんですよ。ちなみにメキシコでは運転粗い人多いので、めっちゃ運転うまくなりますよ笑
このトラックは鶏を積んでいて...」
「うん、写真よく見るとそれらしきものが映ってるね。集まった人たちが回収のお手伝いしているの?」
「いや。地元の人たちが集まっているんですけど、それ回収のお手伝いじゃなく窃盗です。」
「マジか(笑)そんなことがあるの?笑」
「あるんです笑」
さらにさらに、
「メキシコの治安はやばいですよ。窃盗や強盗、誘拐とか事件が毎日のように。
現地日本人の商工会議所みたいなところのメーリングリストに登録してるんですけど、あそこでこういう事件が起きたので注意して下さいみたいな注意喚起のメールが毎日来ます。」
「衣食住の食と住が壊滅的なんだね.....」
「メキシコやばいです。」
「メキシコやばいね。」
彼の帰国と安息に満ちた生活を心から願っている。
written by 流清