近年AIの発達が目覚ましい。
AIが我々の生活に浸透していけば、生活環境の劇的な変化とともに、様々な問いを投げかけて来るだろう。
そのひとつは、
「人はなぜ、働くのか」だと思う。
あるいは「人がすべき仕事は何か」。
既にこの問題を考えている人も多いだろう。
大量の働き手が要らなくなり少数の労働者でよくなる。生産性が高まる。が、世界的に見れば人口は増えている。
仕事が見つからず、溢れた人々はどうしたらいいのか。
生産を少数の働き手に任せ、消費するだけの側に大多数が回るのか。
だとしたら、なんて歪なバランスだろう。
生産と消費。
両者は天秤のようなイメージだ。
これだけ消費サイクルが激しいと、消費側が重くなり、生産側の天秤皿が軽くなる。せっかく苦労をして生産してもその価値が軽く感じられる。
マクロ的な話で、この現状と未来をどうすればいいか。
それは僕には知識不足でまだよくわからない。だけれど、ミクロな話、個人的にどうしていけばいいかならぼんやり見える気がする。
それはつまり、今の生産と消費のバランスの話、AIの浸透を視野に入れて、冒頭の問いに戻る。
「人はなぜ、働くのか」
答えは単純かもしれないし、多層的に答えられるかもしれない。
その意味を深く深く考えていくことが、これからの働き方を考える手がかりになるということは、確信している。
written by 流清