職場でいつものように働いていると、ふとしたことから若いスタッフと遊びとお金の話になった。
「もっと遊びたいんですよね。やっぱりいまを楽しまないと損かなって。若い頃は使えるお金も時間も少ない。けど歳をとったら使えるお金や時間はあるかもしれないけど体力がない。難しいですけどね。」
僕は言葉に詰まった。
その子の考えに、あまりに多くの示唆を感じ取ったからだ。
◇
「LIFE SHIFT」という本が世界的ベストセラーになって久しい。寿命が伸び、"長すぎる老後"に備えてお金と仕事を再考する、寿命100年時代の人生戦略について書かれた本。
僕はまだ未読だけれど、いずれ読みたいと思っている。
かつての「定年退職後=豊かな老後」という図式は、60歳以上の世代の現状を見聞きしていると、とっくに崩れ去ったことは明らかだ。
実親や義親、配偶者の介護による鬱
年金だけでは足りない生活資金
仕事を辞めたことによるやりがいの喪失
冷めてしまった夫婦仲、熟年離婚や卒婚
豊かな老後神話が崩れ去った実例は枚挙に暇がない。"ふつうに"歳を重ねて、社会人生活を走り抜ければ豊かな老後が手を広げて待っている、とは行かなくなってしまった。
では、どう歳を重ねようか?
冒頭の話は、そこがスタートライン。
僕も二十代前半は思い切り遊んだ方だと思う。(朝まで飲みまくったり麻雀したりしたなぁ。)
体力あるうちにしかできない遊びもあるし、若い頃にしか感じられない楽しさもたくさんあるので、それを味わわないことは非常に惜しい。
しかし他方で、「思い切り遊ぶ」のと同じくらい、体力がある若いうちに「仕事にがむしゃらに打ち込む」というのもかけがえのない時間だと気付いている。
「がむしゃらに働くこと」に関してネガティブな空気がどことなく漂っている気がするが、それが未来の自分を豊かにしてくれる場合もある。
反対に、「ワークライフバランスが取れた働き方」が未来の自分を殺す場合もあるだろう。
「体力勝負」で戦える期間は短い。
加齢とともに体力は確実に落ちるから、それを補う知識やスキル、人生経験の蓄積をするのに仕事を利用しているとも僕は考えている。
遊びも仕事も、時間を豊かにもするし殺しもする。
あの時は言葉に詰まったが、今ならそう答える。
もっと噛み砕いてわかりやすくね(笑)
流清
8.6
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